就職できる気がしないときはどうすればいい?内定獲得に向けた対策を解説

このページのまとめ

  • 就職できる気がしないときでもあきらめずに努力するのが大切
  • 就職できる気がしないと感じてしまうのは、焦りや不安があるから
  • 就職できる気がしないと感じたら、就活エージェントなどのサポートを受けるのがおすすめ

就職できる気がしないときはどうすればいい?内定獲得に向けた対策を解説のイメージ

「このままだと就職できる気がしない…」「内定がないまま卒業したらどうなるの?」などと不安を抱える就活生もいるでしょう。なかなか内定が獲得できないと不安になり、どうすればいいか焦ってしまう気持ちもよくわかります。

この記事では、就職できる気がしない方に向けて、今すぐできる対策を紹介しています。最後まで読めば気持ちを落ち着かせ、内定に向けてもう一度頑張れるはずです。

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目 次

就職できる気がしないと感じてもあきらめてはいけない

就職できる気がしないと感じても、最後まであきらめてはいけません。あきらめずに就活を続けていれば、内定は獲得できます。

厚生労働省の「令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します(p5)」によると、令和5年3月卒業者の就職率97.3%でした。

就職(内定)率の推移(大学)のイメージ

引用:令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します(p5)

卒業が近づくにつれて、内定を獲得する人は増加していきます。内定がなかなか取得できていない場合でも、あきらめずに取り組めば結果はついてくることを覚えておきましょう。

参照元
厚生労働省
令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します

既卒でも就職できる

既卒でも十分就職できるチャンスはあるので、あきらめてはいけません。既卒とは、「大学を卒業して、まだ一度も就職したことがない人」のことを指します。

最近では既卒者も新卒として扱う企業が増えており、若手人材が減っている就職市場では歓迎されています。大学を卒業してから数年であればまだまだ若く、ポテンシャルを活かした活躍が期待できるからです。

既卒の状態でも、就職できる気がしないとあきらめないでください。自分の強みやスキルが活かせそうな企業を探し、エントリーを行いましょう。

既卒の就職活動を行う方法については、「新卒で就職できなかったらどうする?人生終了でない理由と選択肢を解説」の記事で紹介しているので参考にしてください。

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就職できる気がしないときに意識したいこと

就職できる気がしないときには、自分を責めず、落ち着いて動くことが大切です。ここでは、就職できる気がしないときに意識したい3つのことについて解説します。

うまくいかなくても自分を責めない

就職活動がうまくいかなくても、自分を責めてはいけません。「自分に魅力がない」「どこの企業にも必要とされていない」などと考えるのはやめましょう。

自分を責めてしまうと自信を失ってしまい、選考で自信を持ったアピールができなくなります。自信がないとアピールできずに選考に落ち、また落ち込んでしまうことに。悪循環が続いてしまうので、自分を責めずに前向きに考えることが大切です。

自分だけがうまくいかないと思わない

自分だけがうまくいかないと考えると、余計に落ち込んでしまうのでやめましょう。うまくいかないのは自分だけではなく、周囲の就活生も就職活動に苦しんでいます。

就職活動を行っていると、周りのよい部分ばかりが見えてきがちです。「内定を獲得した」「第一志望の選考に通った」などの話を聞き、ショックを受けるケースもあるでしょう。しかし、選考に受かっている人も、裏では数々の企業の選考に落ちています。うまくいかないのは自分だけではなく、周囲も裏では努力し、悲しい気持ちと戦っていることを覚えておいてください。

自分だけがうまくいかないと落ち込んでいる場合には、周囲に相談するのも大切です。「就活相談先のおすすめ15選!適切な相手選びのポイントや注意点も解説」の記事を参考に相談相手を探し、話を聞いてもらえば気分も落ち着くでしょう。

焦って何も考えずに動かない

「とにかく行動しないと」と焦り、何も考えずに動くケースに気をつけてください。就職活動でうまくいかないと、「行動が足りない」「努力が足りない」と思ってしまい、準備もせずに動いてしまう場合があります。

しかし、とにかく動くだけでは、就職活動で内定は獲得できません。たとえば、企業研究の時間が不足した結果、書類選考でアピールできずに落ちてしまう場合があります。また、手あたり次第エントリーすることで自分にあわない企業の選考に応募し、選考に落ちる場合もあるでしょう。

行動することは大切ですが、準備を万全にし、選考突破に向けて対策を行うことも欠かせません。焦って何も考えずに行動すると、失敗しやすいので気をつけてください。

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就職できる気がしないと感じてしまう理由

就職できる気がしないと思う背景には、「自信がない」「内定がないから焦る」などの気持ちがあります。ここでは、就職できる気がしないと感じてしまう理由を4つ解説するので、参考にしてください。

選考に落ちて自信を失っている

選考に落ちる回数が増えると、就職できる気がしないと感じてしまいます。「自分には内定は無理だ」「どこにも採用してもらえない」と思ってしまうからです。

しかし、選考に落ちるのは自分だけのせいではないので、落ち込みすぎるのはよくありません。企業との相性もあるので、気持ちを考えすぎずに切り替えるようにしましょう。

自分の強みが見つからない

自分の強みがうまく探せない場合も、就職できないと考えてしまいます。自己PRはエントリーシートでも面接でも必要なアピールであり、強みがないと選考に落ちてしまうからです。

強みがうまく探せないときは、まず自己分析を行いましょう。自己分析で過去を振り返り、成功した経験や学びを得た経験から強みを探すのが大切です。

もし、自分だけでは難しい場合、他己分析を依頼してみましょう。客観的な意見をもらうことで、自分だけの強みが見つかる場合もあります。自己分析の方法は「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事で紹介しているので、こちらを参考にしてください。

他己分析の進め方については、「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」の記事で詳しく紹介しています。

内定が出ずに焦っている

なかなか内定が出ない場合も、就職できる気がしなくなります。自分を採用してくれる企業はないかもしれない、と思ってしまうでしょう。特に、周囲が内定を獲得していると焦ってしまいがち。「自分だけがうまくいかない」とモチベーションが下がります。

しかし、就活は競争ではないので、自分のペースで内定獲得を目指しましょう。あなたにあう企業は必ずあるので、あきらめずに就職活動を続けるのが大切です。

面接が苦手に感じている

面接が苦手な人も、内定が難しそうだと考えてしまいます。面接はどの企業でも行われる選考であり、避けられないからです。

書類選考に通っても面接で緊張してしまい、うまくいかない就活生もいるでしょう。その場合は、面接対策を行い、とにかく雰囲気に慣れるのが大切です。

就活エージェントや就活セミナーでは、模擬面接を受けられる場合もあります。本番のように面接官役がいるため、何度も練習することで緊張しにくくなるでしょう。キャリアチケットでも模擬面接をはじめとする面接対策を実施しているので、ぜひ相談してください。

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「就職できる気がしない」と感じている人のよくある失敗

就職できる気がしないと感じている場合、自分が失敗して内定につながっていないケースもあります。ここでは、就職活動でよくある失敗を5つ紹介するので、就職できる気がしないと感じている方は参考にしてください。

就職活動の意図を理解できていないケース

就職活動が行われる意図を理解できていないと、なかなか内定にはつながりません。「なぜ就活があるのか」「企業はどのような意図で質問しているのか」などを考えて就活に臨みましょう。

基本的に、就職活動が行われるのは自社で長く活躍できそうな人材を採用するためです。どの企業を志望する際も、「入社して成長したら活躍できそう」「ポテンシャルがありそう」などと思ってもらう必要があります。

意図を理解せずに選考に参加しても、企業が求めていない回答を答えてしまうので採用には結びつきません。まずは企業の意図を考えて、就職活動を行うのが内定に向けた第一歩です。

選考対策ができていないケース

エントリーシート対策や面接対策など、選考対策が不十分な場合も内定にはつながりません。選考ごとの特徴を理解し、対策を行うことからはじめましょう。

たとえば、エントリーシートでは自己PRや志望動機など聞かれる内容がある程度決まっています。聞かれる質問と質問の意図を把握して対策すれば、選考にも通過しやすくなるでしょう。

面接では受け答えの内容だけではなく、入退室のマナーや話し方なども評価対象です。選考ごとの対策を理解し、準備しておくことで内定獲得に近づきます。

就活のマナーを勉強していないケース

就活に必要なマナーを学んでおくことも、就職活動では大切です。社会人にふさわしいビジネスマナーを身につけておくと、就活への意識が高いと評価されます。

たとえば、履歴書やエントリーシートにも作成時のマナーがあります。「ボールペンで記入する」「修正液は使わない」などの基本的なマナーが守れていないだけで、評価は少し下がるでしょう。

ほかにも、電話やメールでのマナーなど、就職活動では確認しておくべきマナーが多数あります。就活で求められるマナーについては、「社会人としての心構えとは?必要なマナーや面接での答え方」の記事で紹介しているので勉強しておきましょう。

企業に応じたアピールができていないケース

応募企業にあわせてアピールできているかどうかも、就職に影響するポイントです。業界研究や企業研究を行い、どのような人物が求められているか確認する必要があります。

たとえば、「積極性のある営業職」を求めている企業で、「慎重に行動するのが強みです」とアピールしても評価はあがらないでしょう。主体性や行動力のように、積極的に行動できる強みが求められています。

企業にあわせたアピールができないと、能力が高くても評価されない可能性が高まります。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考に企業研究を行い、企業ごとに応じたアピールをしてください。

大手企業や有名企業ばかり受けているケース

大手企業や有名企業ばかり受けている就活生も失敗しやすいので気をつけましょう。人気企業は就活生が多く集まるため、必然的に倍率や難易度は高くなります。

大手企業ばかりエントリーしてうまくいかない場合は、中小企業やベンチャー企業などにも目を向けることが大切になります。企業規模や条件面だけを見るのではなく、業務内容や社風が自分に合いそうかどうかで選ぶようにしましょう。

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就職できる気がしないと感じたときに必要な行動

就職できる気がしないからこそ、準備や対策を徹底的に行い、行動に移すことが大切です。ここでは、就職できる気がしないと感じたときに必要な行動を紹介します。

選考に落ちた理由を分析して次に活かす

選考に落ちた場合は理由を分析し、次の選考に活かしましょう。何も考えずに行動していると、また同じ失敗を繰り返してしまいます。

たとえば、書類選考がうまくいかないのであれば、履歴書やエントリーシートの見直しが必要です。面接対策ができていないのであれば、模擬面接を受けるなどして対策が必要でしょう。

就活はうまくいかないことを改善し続けることが大切です。就活対策については、就活で必要になる対策については「就活は何から始める?やること12選と時期別の対策・効率アップのコツを解説」の記事で紹介しているので、こちらを参考にしてください。

これまでよりも多く行動する

エントリー数や選考参加数が少ない場合、今までよりも多く行動するのが大切です。選考で落ちることはあたりまえなので、一定数の行動は必要です。

内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」によると、エントリーシートの提出数は10社から19社が最も多く、約3割でした。10社以下の場合はそもそも平均より行動が少なく、内定を獲得できていない可能性があります。

②エントリーシートの提出数 全体のイメージ

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書

エントリー数が平均以上の場合には、「選考対策を行っているか」「就活セミナーに参加しているか」なども振り返る必要があります。行動しなければ何も始まらないので、行動数が少ない場合にはチャレンジをすることから始めてください。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査

就活マナーを理解する

就職活動で必要なマナーを理解し、身につけておくのも大切です。マナーができていないと、社会人にふさわしくないと思われて評価が下がってしまいます。

たとえば、言葉遣いや話し方などは、基本的なマナーです。電話やメール、書類の提出などのマナーも覚える必要があるでしょう。ほかの就活生がマナーを身につけている場合、マナーがないだけで評価は下がります。社会人としてふさわしいマナーをアピールできるように、勉強しておきましょう。

就活準備や対策を徹底する

就活準備や対策が不足している場合、これまで以上に力を入れるようにしましょう。準備にかける時間を増やすだけではなく、新しい対策を始めるのも大切です。

たとえば、OB・OG訪問を行い、企業や就活について教えてもらう方法もあります。就活エージェントや大学のキャリアセンターを活用し、対策を進めてもよいでしょう。

就活準備が不足していると、アピールが足りずに内定までたどり着けません。これまでの就活を見直し、準備段階から力を入れるようにしてください。

就活エージェントに相談する

就活がうまくいかない場合は、就活エージェントに相談しましょう。就活エージェントはこれまでに多くの就活生をサポートしており、実績をもとに適切なアドバイスを受けられます。

また、就活のプロに相談することで、安心して行動できるようになるのもメリットです。就活に対しての不安が少なくなり、自信をもってアピールできるようになるでしょう。キャリアチケットでも就活生向けにアドバイスを実施しています。就職できる気がしないと落ち込んでいる方は、ぜひ一度相談してみてください。

業界や企業選びの幅を広げる

新しい業界にエントリーしたり、企業選びの条件を広げたりするのもおすすめです。エントリーの幅を広げることで、自分に合う企業に出会える可能性も高まります。

たとえば、業界だけで企業を考えていた人は、職種を軸に探すことで業界の幅を広げられます。また、企業に求める条件が厳しかった場合、条件をゆるめることでエントリーできる企業も増えていくでしょう。

企業選びの幅が狭いとエントリーできる企業がなくなり、次第に苦しくなってきます。就職活動がうまくいかないときは企業選びの条件を見直し、新しく企業を探すことも試してみてください。

第三者のアドバイスをもらう

自分だけで就職活動を行わず、家族や友人など第三者の意見をもらうことも大切です。客観的な意見をもらうことで、視野が広がり、新しい行動ができるようになります。

たとえば、履歴書やエントリーシートの添削をしてもらうことで、よりよいアピールができる可能性があります。また、自分では知らなかった強みや長所を教えてもらえることもあるでしょう。

自分だけではうまくいかないときこそ、周囲のサポートをもらうのが大切です。エントリーシートの添削先については、「ES添削は誰にお願いする?おすすめの依頼先9選・選び方・注意点も解説」の記事でおすすめを紹介しているので参考にしてください。

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就職できる気がしないと落ち込んでいるあなたへ

「就職できる気がしない」と落ち込む場合も、あきらめてはいけません。就活準備をもう一度やり直し、選考対策に力を入れれば、内定獲得につながります。

気持ちの面であきらめてしまうと、自信がなくなり、選考に参加してもアピールできません。周囲と比べず、自分のペースで内定に向けて動き続けることが大切です。

これまで自分一人で就活を行い、難しいと感じたら、就活エージェントに相談してみましょう。就活のプロに相談することで、これまでの状況を改善し、内定獲得を目指せるようになります。

キャリアチケットでは就活スタートから内定獲得までを一貫してサポート。マンツーマンで指導を行うので、あなたに状況に応じた準備や対策を受けられます。

キャリアチケットを活用し、就職できる気がしないと思っていた気持ちを解消して、前向きにチャレンジできるようになりましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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