就活の面接で必要な準備や対策は?選考突破のコツやよくある質問を解説

このページのまとめ

  • 就活の面接には、個人面接や集団面接など複数の形式がある
  • 就活の面接では、自社に合うかや仕事で活躍できそうかが見られている
  • 就活の面接で評価されるには、よく聞かれる質問を知って対策するのが大事

就活の面接で必要な準備や対策は?選考突破のコツやよくある質問を解説のイメージ

「就活の面接にはどんな対策が必要?」「何について質問されるの?」などと気になる就活生も多いでしょう。面接を実施する企業は多く、内定獲得には対策が欠かせません。どのような面接があるのか、種類や流れについても知っておきましょう。

この記事では、就活での面接の流れや準備について解説しています。最後まで読めば面接に対して具体的なイメージをもって準備を行い、選考を突破できるはずです。

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目 次

就活で行われる面接の形式

就活では個人面接以外に、集団面接やグループディスカッション面接など、さまざまな種類の面接が行われています。準備や対策を行うために、まずはどのような面接があるのかを知っておきましょう。

ここでは、就活で行われる5つの面接について紹介します。

個人面接

個人面接は、面接を受ける就活生一人に対し、面接官がいる形式です。面接官は一人の場合もあれば、複数人いる場合もあります。

個人面接はよく行われる形式であり、入念な対策が必要です。就活生一人に対して時間を使ってもらえるので、アピールしやすいメリットがあります。

集団面接

集団面接とは、複数の就活生相手に行われる面接です。二人から五人程度の就活生が集められ、同時に面接を行います。

集団面接の特徴は、ほかの就活生と比較されやすい点です。あなた自身のアピールはもちろん、ほかの就活生よりもアピールできているか、よい印象を残せているか意識する必要があります。

また、個人面接と比べて、一人あたりの話せる時間が少なくなる点も特徴です。短い時間でわかりやすく答えることが求められます。

集団面接については、「集団面接突破のコツ6選!注意点と質問例・評価ポイント・入退室マナーも」の記事で解説しているので、こちらも参考にしてください。

グループディスカッション面接

グループディスカッション面接は、お題やテーマをほかの就活生と話し合い、答えを発表する形式です。導き出した答えだけではなく、話し合いの様子も評価ポイントになります。

グループディスカッション面接の特徴は、質問への答え方ではなく、コミュニケーションの取り方や物事の考え方が見られている点です。自己PRや志望動機のように決まった質問はされないため、その場での対応力が求められます。

また、自分のことだけではなく、周囲と協力してディスカッションを進められるかどうかもポイントです。ほかの面接と形式が大きく違い、評価されるポイントも異なるため、模擬練習などの準備が重要になります。

グループディスカッション面接について詳しく知りたい方は、「グループディスカッションとは?基本知識から落ちやすい就活生の特徴まで」の記事も参考にしてください。

Web面接

Web面接とはパソコンなどを使い、オンラインで行う面接のことです。Web面接の場合、個人面接が行われるケースが多い傾向にあります。

Web面接のポイントは、対面とは伝わる印象が変わる点です。Webだと非言語コミュニケーションが伝わりにくいため、普段よりも声の大きさやトーン、表情などに気を配り、参加する必要があります。

また、面接前には通信環境や画面映りなどにも気をつけなければなりません。「音声は問題なく届くか」「あなたが暗く写っていないか」なども確認しておきましょう。

プレゼン面接

プレゼン面接とは、パワーポイントやスライドなどを使い、発表形式で行われる面接のことです。テーマは企業によって異なり、自己PRが求められる場合もあれば、「新しい商品の提案」のように、業務に関する内容が提示される場合もあります。

プレゼン面接のポイントは、あなたのプレゼン能力やコミュニケーション能力を中心に見られる点です。「わかりやすくスライドに情報をまとめられるか」「わかりやすく話を伝えられるか」などが評価対象になります。

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就活で行われる面接の選考段階と特徴

就活では選考段階に応じて、評価されるポイントや対応する面接官が変わります。選考を通過するためには、選考段階ごとの特徴を知り、対策を進めることも欠かせません。

ここでは、就活でよくある面接の選考段階とそれぞれの特徴について解説します。

一次面接

選考段階で初めて行われる面接が一次面接です。一次面接では、「落とす人物」を見極めるために行われる傾向があります。

企業によっては応募者が多く、全員に対して時間をかけた深掘りができないことも。そのため、「ビジネスマナーは備わっているか」「基本的な受け答えに問題はないか」などを確認し、次の選考に進める人物を評価しています。

一次面接で担当する面接官は、若手社員が一般的です。フランクな雰囲気で進む傾向にありますが、油断していると選考に落ちてしまうので、対策や準備は必要です。

一次面接の特徴やポイントについては、「一次面接の頻出質問7選!企業の評価項目と回答例・落ちる人の特徴を解説」の記事で解説しています。面接はほとんどの企業で行われるので、どのように進むかは確認しておきましょう。

二次面接

二次面接では一次面接に比べて、あなたを深掘りした質問が多くなります。「採用したい」「自社で働いてもらいたい」人材を見極める面接になるからです。

たとえば、志望動機を伝えると、「なぜそう思うのですか」「他社ではできなかったのですか」などのように、一歩踏み込んだ質問が多くなります。自己分析や企業研究を行っていなければ、回答に困ってしまうでしょう。

二次面接では、あなたの企業に対する熱意や入社意欲なども確認されています。「他社ではなく、この会社に入りたい」という思いが伝わるような回答が必要です。

二次面接のポイントや一次面接との違いは、「二次面接で聞かれることは?一次面接との違いや対策方法6選を解説」の記事でも解説しているので参考にしてください。

最終面接

最終面接を通過できれば、採用が決まります。最終面接の面接官は、代表や役員など、企業の幹部が出席する傾向です。入社の意思確認がメインになる場合もあれば、通常のように選考を行う場合もあります。

最終面接では自分の強みや意思だけではなく、企業への貢献方法や将来のビジョンなど、より広い部分に注目をされます。「会社を発展させられる人材かどうか」「結果を残せそうか」などの観点からも、評価されることを覚えておきましょう。

最終面接については、「最終面接の対策は何をすればよい?頻出質問10選の回答例を解説」の記事で詳しく解説しています。これまでの面接とは場の雰囲気が変わり、緊張することも多いので、準備や対策は入念に行いましょう。

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就活の面接で評価されているポイント

就活の面接では、「自社にあいそうか」「入社意欲があるか」などが確認されています。選考を通過するために、どのような部分が評価されているのかを知っておきましょう。

ここでは、面接で評価される4つのポイントについて解説します。

自社の雰囲気に合うか

面接では、企業の雰囲気に合うかどうかが見られています。優秀な人材でも、会社の雰囲気に合わなければ、トラブルを起こす可能性もあるからです。

たとえば、ほかの従業員と考えや意見があわずに対立すれば、社内の雰囲気を悪くしてしまいます。また、会社の方針と合わず、モチベーションを下げることもあるでしょう。

会社で活躍するためには、企業にあうかどうかも重要なポイントです。面接での質問を通して、会社の雰囲気に合い、活躍できるかどうかが見られています。

仕事で活躍できそうかどうか

仕事で活躍できるかどうかも、面接で見られているポイントです。就活生の持つ強みは何か、仕事で発揮できそうが評価されています。

たとえば、営業職の募集に、「行動力を活かして契約をとりに行く」「傾聴力を生かしてお客さまのニーズにあった提案をする」などのアピールができれば、仕事でも活躍できそうだと評価されます。

しかし、仕事で求められない強みや、仕事ではマイナスになる短所などを持っている場合、仕事で成果を出せそうにはありません。面接での回答を通して、あなたが成果を出せる人材かどうかも評価されています。

入社意欲や熱意があるか

自社への入社意欲があるか、仕事への熱意があるかも、面接で評価されています。優秀な人材であっても、仕事への意欲がなければ活躍は難しいからです。

また、企業は内定を出した人材が、入社してくれるかどうかも気にしています。優秀な人材に内定を出しても、内定辞退で入社がなければ、また採用を行わなければなりません。

面接での受け答えを通して、「本当に入社してくれるか」「仕事を真面目に取り組むか」なども見られているポイントです。選考を通過するには、意欲や熱意が伝わるように、話し方を意識する必要があります。

自社について理解しているか

企業に対する理解ができているかも、面接での受け答えを通して確認されている内容です。企業理解が不十分な場合、ミスマッチが起こり、早期退職につながる恐れがあります。

たとえば、「業務内容が想像と違った」となれば、やりたいことができず、退職を選ぶかもしれません。また、企業の雰囲気や働き方なども、ミスマッチを起こしやすいポイントです。

企業は面接内容をとおして、自社に対する認識が間違っていないかを確認しています。お互いが不幸にならないためにも、企業理解を深め、納得して入社することが大切でしょう。

企業に対する理解を深めるには、企業研究が欠かせません。企業研究の進め方を「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事で解説しているので、企業について調べてから面接に参加してください。

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就活の面接で高評価を受けるためのコツ

就活の面接で高評価を受けるためには、内容だけではなく、話し方やマナーも大切になります。ここでは、評価を高めるために意識したいポイントを4つ解説するので参考にしてください。

明るく元気に話す

面接で好印象を与えるためには、明るく元気に話すことが大切です。明るくて元気なほうが第一印象もよく、採用したいと評価してもらいやすくなります。

明るさや元気を伝えるには、面接での振る舞い方が重要です。次のような点を意識して面接を受けてみましょう。

・大きな声で話す
・声のトーンを上げる
・笑顔を意識する
・面接官の目を見て話す
・身振り手振りを付ける
・堂々とゆっくり話す

暗い表情や元気のない姿は、「一緒に仕事ができるかな?」と不安を与えてしまいます。回答する内容も重要ですが、話し方などにも気をつけて面接を受けてください。

面接マナーを守る

面接にもマナーがあるので、事前に調べて守るようにしましょう。社会人としてあたりまえのマナーができていないと、評価を下げてしまいます。

たとえば、面接会場には10分ほど早く着き、待っておくのがマナーです。当然ですが、遅刻をするのはマナー違反であり、評価を下げてしまいます。

ほかにも、「入退室のマナー」「入室から着席までのマナー」「言葉遣い」など、面接では気をつけるべきマナーが複数あるので確認しておきましょう。

面接時のマナーについては、「就活の面接マナーとは?入退室時やWeb面接のマナーについても解説」も参考にしてください。

結論からわかりやすく伝える

質問に回答する際は、結論からわかりやすく答えるようにしましょう。結論から伝えることで、あなたが何を伝えたいのかが明確になります。

わかりやすく伝えることは、社会人になっても欠かせない能力です。面接段階からアピールしておけば、社会人としての準備ができていると評価されるでしょう。

回答に一貫性を持たせる

面接では回答全体で、一貫性を持たせることも大切です。矛盾した回答があると、あなたのことを正しく評価できません。

たとえば、自己PRで「行動力が強みです」と答えていたのに、「短所は慎重すぎるところです」と答えてしまえば矛盾が起きます。「行動できるのか、慎重なのかどっちなのだろう」と思われ、あなたの強みがわかりません。

回答に一貫性があるほど、どのような人物かがわかり、正しく評価されやすくなります。面接だけではなく、履歴書やエントリーシートとも矛盾していないか気をつけてください。

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就活で個人面接を受ける際の流れ

個人面接を受ける場合に備えて、どのような流れで進むのか確認しておきましょう。

受付に到着を伝える

まずは受付に到着したことを伝えます。時間の5分から10分前に到着しておくと安心です。

あまり早くに到着してしまうと、前の面接が続いているなどで企業側が準備できておらず、迷惑をかけてしまう場合があります。

受付に到着したら大学名と名前、面接に参加しにきたことを伝えてください。

控室で待機する

面接まで時間がある場合、控室や部屋の前で待機になります。面接がまだ行われている場合もあるので、静かに待ちましょう。

待機している様子も、会社の人に見られている場合があります。すでに面接は始まっていると意識し、待機するようにしてください。

面接室に入室する

面接室への入室から着席までは、次のような流れになります。

・面接室のドアをノックする
・返事があったら入室する
・ドアを閉めて面接官に一礼
・椅子の横で自己紹介
・「おかけください」と言われたら座る

名前を呼ばれたら、面接室に入りましょう。入室前に、まずはノックを行います。

「お入りください」と言われたら、扉を開け、ゆっくりとドアを閉めます。そのまま面接官のほうを向き、「失礼いたします」と一礼してから席に向かいましょう。

席に座る前に、あいさつをします。「△△大学の△△です。本日はよろしくお願いいたします」と言って一礼してください。

その後、「おかけください」と言われるので着席します。座る前に「失礼いたします」と言うのも忘れないようにしましょう。

面接を受ける

面接は面接官の質問に対して、回答していきます。よく聞かれる内容については、事前に準備しておきましょう。

・自己紹介
・自己PR
・志望動機
・ガクチカ
・長所短所

好印象を与えられるように、面接官の目を見ながら、笑顔で明るく話すのがコツです。

面接室を退室する

退室にもマナーがあるので覚えておきましょう。まずは座ったまま、「ありがとうございました」と一礼します。

その後、椅子の横に起立し、再度「ありがとうございました」と一礼です。そのままドアに向かい、ドア前で「失礼いたします」と一礼してから退出してください。

面接の入退室マナーについては、「入室の瞬間が合否をわける?内定に必須の面接マナー」の記事で解説しています。マナーが守れていないせいで評価を下げないためにも、しっかりと勉強しておきましょう。

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就活で集団面接を受ける際の流れ

集団面接はほかの就活生もいるため、面接での流れが変わります。集団面接での流れやマナーについて解説するので参考にしてください。

受付に到着を伝える

集団面接の場合も、個人面接同様に受付に到着を伝えます。余裕をもって到着し、準備をしておきましょう。

控室で待機する

集団面接で待機する場合、ほかの就活生も面接を待っています。コミュニケーションを取るのも大切ですが、あまり騒がないようにしましょう。

面接室に入室する

集団面接では入室する順番によって、必要な行動が変わります。入室順ごとのマナーを紹介するので、確認しておきましょう。

先頭で入室する場合の対応

先頭で入室する場合、入室前にドアをノックします。「お入りください」と言われたら、入室しましょう。その際、ドアを開け、「失礼いたします」と一礼してから入室します。

2番目以降で入室する場合の対応

2番目以降で入る場合も、一礼を行ってください。先頭と同様に、「失礼いたします」と言ってから入室しましょう。

最後に入室する場合の対応

最後に入室する場合、静かにドアを閉めます。ドア横で一礼して、「失礼いたします」と伝えて椅子まで向かいましょう。

全員が入室し、椅子の横にいくまでは、全員立って待つようにしてください。全員がそろって、「どうぞお座りください」と言われてから着席します。

面接を受ける

集団面接の場合、あなただけではなく、ほかの就活生がいることを意識してください。「自分だけが話し続けない」「ほかの就活生のアピールも真剣に聞く」などを守り、面接に参加しましょう。

面接室を退室する

集団面接の場合、退室マナーも個人面接とは違います。入室同様に、退室順でマナーが変わるので勉強しておきましょう。

先頭で退室する場合の対応

面接が終われば、着席したまま「ありがとうございました」と伝え、起立します。起立後に一礼し、ドアに向かいましょう。

ドアの前で面接官の方を向き、「失礼いたします」と伝えて退室します。次の就活生が通るので、ドアは開けたままにしておきましょう。

2番目以降で退室する場合の対応

2番目以降でも先頭で退出する場合と変わりません。最後の人が通るので、ドアは開けたまま退出しましょう。

最後に退室する場合の対応

最後に退室する場合も、前の人に続いてドアに向かいます。一礼後に退室し、ドアを閉めてください。この際、大きな音を立てないように、静かに締めましょう。

集団面接でのマナーについては、「個別面接とは違う?集団面接の入退室マナー!」の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。

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就活でグループディスカッション面接を受ける際の流れ

グループディスカッション面接はほかの面接とは大きく流れが異なります。どのように進むのか確認しておきましょう。

採用担当者から進め方の説明を受ける

グループディスカッション面接は始まる前に、採用担当者からの説明を受けます。当日の流れや進め方の説明があるので聞いておきましょう。

参加者たちと自己紹介を行う

同じグループになった参加者と自己紹介を行う時間を設けられるのが一般的です。コミュニケーションがとりやすくなるように、名前をできるだけ覚えておきましょう。

グループディスカッションでの役割を決める

グループディスカッションを円滑に進めるために、役割分担が必要です。次のような役割があるので、自分がどの役割を行うかも考えておきましょう。

・司会
・タイムキーパー
・書記
・発表者

グループディスカッションに必要な役割については、「グループディスカッションの役割と向いている人の特徴は?評価されるコツも」の記事を参考にしてください。

テーマについて話し合う

役割が決まれば、与えられたテーマについて相談しましょう。結論を出せるように、グループ全体で協力して進めるのがコツです。

アピールにつなげられるように、積極的に発言しましょう。ただし、自分だけが発言したり、周囲の発言をさえぎったりすると、協調性がないと思われます。

グループディスカッションでは「協力して議論を進められるか」がポイントです。全員が発言できるように気を配りながら進めましょう。

テーマについて発表する

グループディスカッション面接は、発表までが評価対象です。話し合いの段階で、どのように発表するかもまとめておきましょう。

発表は事前に決めた発表者がまとめて行うのが一般的。発表時間が決められている場合もあるので指示に従いましょう。

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就活でWeb面接を受ける際の流れ

Web面接は対面とは違い、受付や部屋への入退室がありません。その代わり、ビデオ通話に入退室する必要があるので準備しておきましょう。

ここでは、Web面接を受ける場合の流れを解説します。

接続の準備を行う

まずは面接でのトラブルが起きないように、接続準備をしておきましょう。面接日より前に、接続方法や面接環境について確認しておくのがおすすめです。次のような内容を確認しておきましょう。

・接続方法
・通信環境
・画面うつり
・マイクの位置
・カメラの位置
・音声状況
・部屋の明るさ
・背景のきれいさ

友人や家族などとビデオ通話を行い、問題ないか確認するのがおすすめです。

面接官が来るまで待機する

面接当日は、面接官が来るより先に待機しておきましょう。ビデオ通話のURLが送られてくるので、5分前には入室しておくのがおすすめです。

Web面接の場合、通信エラーなどのトラブルが起きる場合もあります。もしものときに備えて、担当者の連絡先は確認しておきましょう。

面接を受ける

Web面接の進み方は、対面での面接と違いはありません。質問された内容に対し、答えていきましょう。

ポイントは、画面ではなくカメラを見て話すことです。カメラは画面上部についているケースが多く、画面を見て話すと目線が下を向いてしまいます。

対面では面接官の表情を見ますが、Web面接で面接官を見ていると気づかぬうちに目線がずれてしまうことも。カメラ目線で話すようにすると、あなたの表情が見えやすいのでおすすめです。

ビデオ通話を退室する

面接が終われば、ビデオ通話を退室します。座ったまま一礼する場合もあれば、立って一例する場合もあるので、採用担当者に合わせましょう。

就活生のなかには、立ち上がることを想定せず、上半身だけスーツを着て失敗した人もいます。画面に映らない部分に関しても、ビジネスマナーを守って準備しておいてください。

Web面接のマナーについては、「Web面接ってどうやるの?就活生が知っておくべきマナーや注意点」の記事で詳しく解説しています。最近ではWeb面接を実施する企業も多いので確認しておきましょう。

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就活でプレゼン面接を受ける際の流れ

プレゼン面接の場合、入退室の流れは個人面接と変わりません。ただし、面接の進み方は変わるので確認しておきましょう。

プレゼンテーションを行う

プレゼン面接では、事前に指定されたテーマの内容で発表を行います。パワーポイントやスライドを実際に操作して説明する場合も多いので、動かし方は事前に練習しておきましょう。

質疑応答を行う

プレゼンテーションが終われば、質疑応答の時間です。基本はプレゼンテーションの内容から質問されるので、準備しておきましょう。

企業によっては、プレゼン後に通常の面接を行う場合もあります。プレゼンのテーマだけではなく、自己PRや志望動機などのよく聞かれる内容はいつでも答えられるようにしておきましょう。

プレゼン面接については、「自己PRをプレゼン形式で行う場合のコツは?準備や注意点を解説」の記事も参考にしてください。

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就活の面接で聞かれやすい質問と回答例

就活の面接では、どの業界や企業でも聞かれやすい質問があります。あらかじめ回答を考えておき、落ち着いて面接を受けられるように準備しておきましょう。回答例も紹介するので、参考にしてください。

自己紹介をお願いします

自己紹介では、大学名や氏名、アピールしたい内容などを簡単に伝えましょう。30秒から1分程度におさめ、長くならないようにするのがポイントです。

△△大学△△学部の△△と申します。
野球部に所属しており、どんな状況でもあきらめない粘り強さと忍耐力に自信があります。
本日はよろしくお願いいたします。

自己紹介の答え方については、「自己紹介の書き方のコツは?好印象を与えるポイントと6つの例文を紹介」も参考にしてください。

自己PRをしてください

自己PRは、自分の強みをアピールする場面です。「どのような強みがあるのか」「仕事でどのように活かせるのか」を伝えてください。

私の強みはコミュニケーション能力です。

大学2年生のときには1年間留学を行い、はじめて話す人でも積極的にコミュニケーションをとれるようになりました。

御社の営業職でもコミュニケーション能力を活かして、お客さまのためになる提案を行いたいと思います。

自己PRの考え方やアピール方法は、「自己PRってなに?答え方のコツや注意点を例文付きで解説」の記事を参考にしてください。

志望動機を教えてください

志望動機もほとんどの企業で聞かれる質問です。「なぜその企業を選んだのか」「企業で何を成し遂げたいのか」を伝えましょう。

私が御社を志望するのは、御社の商品を通して人々の生活を支えたいと感じたからです。

御社は△△で業界トップシェアであり、多くの人々の暮らしを支えています。今後は、海外に目を向け、より多くの人々に商品を届けていこうとしていると伺いました。

私は留学経験があり、英語を話せるため、貴社の海外事業にも貢献できると考えています。将来は海外支店のリーダーとなり、世界中に御社の商品を届けたいと考え、志望いたしました。

志望動機の考え方については、「志望動機を履歴書(新卒用)に書く方法!魅力の伝え方も例文つきで紹介」の記事で紹介しているので参考にしてください。

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は?

学生時代に頑張ったことでは、アルバイトやサークル、学業など、自分が力を入れたことを伝えましょう。ただ出来事を伝えるのではなく、「何を学んだか」をアピールするのがポイントです。

私が学生時代に頑張ったことは、居酒屋のアルバイトです。

大学入学から採用してもらい、今では4年目になっています。働いて2年を過ぎたころから、アルバイトリーダーを任せてもらうようになりました。最初はうまくまとめることができず、コミュニケーションエラーで迷惑をかけたことを覚えています。

そこから、リーダーを任されたからには期待に応えたいと思い、ほかのアルバイトとのコミュニケーションを増やすようにしました。積極的に声をかけ、仕事のサポートも行った結果、信頼してもらえるようになり、アルバイト全体でまとまりができました。

御社でも、アルバイトを通して学んだコミュニケーション能力を活かして、業務に貢献したいと思います。

学生時代に頑張ったことの書き方や例文を「ガクチカの例文18選!書き方の3ステップや企業の評価基準を解説」の記事で解説しているので、こちらも参考にしてください。

趣味・特技はありますか

趣味や特技は一言で答えるのではなく、文章で答えましょう。どのように取り組んでいるのかも含めて伝えるほうがアピールにつながります。

私の趣味は読書です。歴史に興味があり、歴史小説を中心に月に2冊は読むようにしています。

趣味・特技の例や答え方については、「エントリーシートの「趣味・特技」70選!アピールにつながる例文も解説」も参考にしてください。

長所を教えてください

長所を答える際は、具体的なエピソードを交えて伝えましょう。「長所は△△です」だけでは、アピールになりません。

私の長所は行動力です。誰よりも真っ先に、誰よりも多く行動します。

大学ではサッカー部に所属し、誰よりも練習をしていました。入部当初に実力のなさを感じ、みんなと同じ練習ではレギュラーをとれないと感じたからです。
練習では誰よりも先に到着し、最後まで残って練習を続けました。その結果、2年生の後半からはレギュラーを獲得し、試合に出場できるまで成長できました。

御社でも行動力を活かして、誰よりも行動することで成果を出したいと思います。

長所の例や伝え方については、「長所でアピールできる性格の一覧は?就活でのアピール方法も解説」の記事もあわせて参考にしてください。

短所を教えてください

短所を伝える際は、改善の仕方までセットで伝えましょう。短所だけ伝えると、印象が悪いまま終わってしまいます。

私の短所は優柔不断なところです。決断が遅く、締め切りギリギリになってしまったり、周囲に迷惑をかけたりしてしまうことがありました。

現在は改善のために、優先順位を決める癖をつけています。「なにが重要か」が明確であれば、判断を迷わず行動できるためです。

短所の伝え方については、「履歴書に短所を書くときは短く簡潔にまとめよう!例文27選も紹介」の記事で解説しています。

これまでに挫折した経験はありますか

挫折した経験からは、就活生の考え方や努力の仕方が見られています。挫折した話だけではなく、どのように立ち直ったかも答えましょう。

私が挫折した経験は、実力不足で試合に出られなかった経験です。

小学校から野球をしており、大学でもレギュラーをとれると思って入部しました。しかし、周囲のレベルが高く、レギュラーにはほど遠いことを実感しました。

くじけそうになりましたが、そこであきらめず、誰よりも練習することでレギュラー獲得を目指しました。結果として、大学2年生の後半からレギュラーを獲得。あきらめずに努力する大切さを学びました。

挫折経験の答え方ついては、「「人生で最大の挫折」についての質問。挫折経験がない場合、何を伝えればいい?」も参考にしてください。

自分を動物にたとえると何ですか

自分を動物にたとえる質問も、面接ではよくある質問です。「どの動物にたとえるか」「どのような点が似ていると思うのか」を意識して答えてください。

私を動物にたとえるとカメです。カメのようにコツコツと、着実に努力できます。

自分を動物にたとえる場合の考え方については、「「自分を動物に例えると?」への回答はどうする?動物の例や答え方を解説」の記事で解説しています。

他社の選考状況を教えてください

他社の選考状況についても、よく聞かれる質問です。答える際は、志望する基準を明確に伝え、方向性がわかるアピールを意識してください。

他社の選考状況は、最終面接が1社、一次面接を突破した企業が2社、書類選考中の企業が3社あります。商社業界を軸に、留学経験を活かすために、海外進出を行う企業にエントリーしています。

選考状況を聞かれた場合の答え方は、「面接で「他社の選考状況」を聞かれたときの答え方は?コツと例文を紹介」も参考にしてください。

就活の軸をどのように考えていますか

就活の軸をどのように考えているかも、就活でよく聞かれる質問です。自己分析を行い、就活の軸を明確にしておきましょう。

私の就活の軸は、英語を使って人々の暮らしを豊かにできる仕事です。

留学経験があり、語学力を活かして業務で貢献をできたらと考えています。また、人々の生活を支えたいと考えており、商品やサービスの提供により、暮らしを豊かにする企業を志望しています。

就活の軸の考え方については、「就活の軸一覧100選!納得がいく決め方や面接での答え方を例文付きで解説」も参考にしてください。

気になっているニュースはありますか

最近のニュースについても、聞かれる場合があります。新聞やテレビなどから、最新の情報を入手しておきましょう。

私が最近気になっているニュースは、△△の環境問題です。私も日々の暮らしから、少しでも環境を守れるように意識して行動しています。

気になるニュースの探し方や答え方は、「面接で気になるニュースを聞かれたら?答え方を例文付きでご紹介!」の記事で解説しています。

最後に何か質問はありますか

就活生から企業に対して質問をする機会も与えられます。逆質問とも呼ばれ、気になることは質問しても大丈夫です。

・1日の仕事の流れを教えてください
・御社ではどのような方が活躍していますか
・御社の評価制度について教えてください

ただし、給与やプライベートのことなど、避けたほうがいい質問もあります。「最後に何か質問はありますか」に対して答えるコツは、「就活の逆質問例50選!一次面接から最終面接における考え方や注意点も解説」の記事も参考にしてください。

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就活で面接を受ける際に必要な前日の準備

面接を万全な状態で受けるには、前日の準備も大切です。聞かれそうな内容以外にも準備したいことを5つ紹介するので参考にしてください。

面接時間や場所を確認する

面接当日の時間や場所を確認しておきましょう。面接場所は普段行かない場所やのらない電車になることも多く、迷ってしまうケースがあるからです。

また、前後の予定も確認し、問題なく行動できるかも確認しておきましょう。焦ってしまうと移動だけではなく、面接のパフォーマンスにも影響してしまう可能性があります。

面接先の企業情報を確認する

面接先の企業について、どのような企業なのか再度確認しておきましょう。事前に調べた内容も、時間が経てば忘れてしまいます。

代表者名や事業内容など、基本的なことは面接で聞かれても答えられるように準備しておきましょう。

ニュースを確認する

ニュースについて聞かれる場合もあるので、出発前や前夜にはニュースを見ておきましょう。芸能やトレンドニュースではなく、社会問題やビジネスに関係のある話題がふさわしいといえます。

ニュースは見るだけではなく、自分なりの意見や考えを持っておきましょう。どのように考えたか意見を求められる場合があります。

持ち物を確認する

忘れ物がないか、持ち物を確認しておきましょう。記入済みの履歴書のように、外出先では用意できない物もあります。

次のような持ち物を用意しておくと安心です。

・筆記用具
・手帳
・メモ帳
・スマートフォン(携帯電話)
・印鑑
・腕時計
・モバイルバッテリー
・折りたたみ傘

面接で準備しておきたい持ち物については、「面接マナーを知りたい就活生必見!質問例や持ち物もご紹介」の記事も参考にしてください。

履歴書やエントリーシートを見直す

面接で履歴書やエントリーシートに書いた内容通りに話せるように、再度見直しておきましょう。履歴書などの提出書類と答える内容が矛盾していると、不審に思われてしまいます。

確認する際は、別の企業の書類と間違えないようにしてください。丸暗記する必要はないので、どのような内容を書いたかだけは思い出しておきましょう。

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就活の面接対策を万全にして内定を獲得したいあなたへ

就活の選考で面接を実施する企業は多く、対策は必要です。選考段階や面接の種類によっても対策が変わるので、受ける選考に応じて対策を行うようにしてください。

企業ごとに必要な対策が異なるため、「自分だけでは対策が難しい」と感じる方もいるでしょう。面接対策に不安を抱える場合は、就活エージェントのキャリアチケットに相談してください。

キャリアチケットでは、あなたが志望する企業に応じた面接対策を実施。面接で答える内容の添削はもちろん、本番を想定した面接練習もお任せください。

ほかの就活生よりもアピールするには、プロの意見を参考に対策を行うのが必須!キャリアチケットに登録して、第一志望の内定獲得を実現させましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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